無題
息子よ
おはよう
君に会えなくなって
明日で5年です
この5年
どういう気持ちで
生きてきただろう
悲しみから
ただただ逃げたくて
気を紛らすのに
精一杯の時期がありました
でも
悲しみは
当たり前ですけど
紛れませんでした
やっぱり
息子は
居ないんです
一人の時は
そばに居てくれてる
そう思えても
やっぱり
一歩
外に出ると
息子は居ない
でも
ちゃんと居てくれている
そんな想いを
頭で繰り返してる
我が子を亡くした悲しみは
年月が経つほど
深くなっている
いつまでも
言えないもんね
いつまでも悲しいのに
いつまでも言えない
誰にも言えない
昨日
いや
たった今
あの子を亡くしたような悲しみが
今も
胸の中にあるのに
もう
言えなくなっちゃった………